スマホで痛めた首のこりを治せる深層筋鍼法

スマホで痛めた首のこりを治せる深層筋鍼法

首のこりに最も効果のある方法が鍼。その中でも深層筋への鍼は効果が大きい。

首こり社会

今や世界中の人が首のこりを持っています。原因は言わずと知れたパソコン・スマホ。世界はうつむき社会。それと夜型生活&冷え性になる生活環境です。

首は体の中で一番大事なところです。しかし世界中の人が異常な首をしているのは普通じゃありません。

首こりを治せる鍼法「深層筋鍼法」

首の治療には、鍼が最も有効な方法です。

なぜなら、指は体の表面からしか深部に刺激を送ることができませんが、鍼は皮膚から直接首の筋肉の中へ鍼先を入れることができ、鍼先で筋肉のコリをほぐすことができるからです。首こりを治していける治療方法として、「深層筋鍼法」があります。

「深層筋鍼法」は、深層の首こりを施術できる治療法です。

私は鍼のことを「筋肉の内視鏡」と呼んでいます。体の内部の状態を内視鏡で視ながら治療するように、鍼先で筋肉の状態を感じながら(視ながら)治療することができます。

○スマートフォンを使っている状態は、首がうつむき加減。長くこの姿勢でいると首のこりをはじめ、筋肉・腱にダメージが蓄積されてしまいます。

スマートフォンを使う

鍼は日本文化

鍼は聖徳太子の時代に中国から日本に伝わってきた医術です。日本文化として実に1500年の歴史があります。江戸時代には杉山和一という盲目の鍼医が、鍼管と呼ばれる筒を使って鍼を刺す方法を開発しました。それまでは、鍼を直接刺入(切皮と呼びます)する中国式の切皮法でした。指だけで鍼を痛くなく刺入するのは難しかったのですが、鍼管を使って切皮する方法は、簡単で痛くなく刺入できる技術革新だったのです。それ以来日本の鍼は中国の鍼に比べると、細くて短い鍼となり一般に普及してきました。

西洋医学だけが医者?

しかし明治時代になり、時の政府はドイツ医学を国の医療としてしまい、大学に医学部をつくり、大学で西洋医学を学んで、医学部を卒業しないと医者として認めない法律をつくってしまいます。これまで1000年以上にわたって医者と呼ばれてきた漢方医・鍼灸医たちは医者でなくなってしまったのです。

現代でも東洋医学は西洋医学より下のように見られている風潮があります。しかし鍼は、日本の重要な文化であり現代病を治していくのに必要不可欠な医療なのです。

痛くない鍼の進化

日本で鍼は伝統医学ですが、世界では鍼は最新医療です。先人の築いてきた鍼の技能を基にして、新しく現代病を治していく温故知新の進歩をつくり上げていくことが私たちの使命です。鍼管法だけでは、まだ無痛で鍼を皮膚に刺入(切皮)するのは誰にでもできる技ではありませんでした。

しかし、深層筋鍼法では、鍼灸師なら誰でも少ない痛みで切皮することができるようになりました。

鍼を受けに行きたいけれども、鍼と言うと痛いというイメージが最初に出てきてしまい、鍼は効くだろうけど痛いのは…と躊躇してしまう方が多いと思います。確かに痛い鍼をする鍼灸院もあるので痛い鍼を我慢しながら鍼灸院へ通っている方があるかもしれません。

しかし深層筋鍼法は、鍼を刺入(切皮)させ、自在に深さを調整することで痛みを少なくできる鍼の技術です。深く鍼すると痛いのでは?と心配されるかもしれませんが、深く鍼をするからといって、痛いわけではありません。

深さも自在に鍼先を持っていける

深層筋鍼法では皮膚表面から筋肉・腱・骨のある深部まで、コリのある部位に自在に鍼先をもっていくことができます。ですから悪いところを直接、内視鏡で手術するように、鍼先で治療することができるのです。このように鍼の技法を進化させることができました。無痛深層筋鍼法は、学べば誰でもできるようになっています。難しくありません。

深層筋鍼法によって鍼を操作できるようにすれば、浅部でも深部でも、自在に目標とする部位に鍼をもっていくことができ、これまで治らなかった疾患も治せるようになっていきます。

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